SAIJYO 2石鎚山四国を見晴らす
西日本最高峰の霊山
西条市の南部に位置する石鎚山は、標高1,982m。西日本最高峰であり日本七霊山の一つとして数えられています。一帯は国定公園に指定されており、白骨林・原生林や高山植物など、四季折々の美しい景色が広がっています。
山そのものがご神体として仰がれた石鎚山は、奈良時代から修験道の地として知れ渡り、弘法大使空海も修行したといわれています。現在も7月に行われる「お山開き」では、全国から白装束を身にまとった修験者が集まり山頂を目指します。登山道には4か所の鎖の行場があり、最後の「三の鎖」を登り切ったところに奥之宮頂上社が鎮座しています。
天狗岳の鋭い岩峰が迎える頂上の弥山からは、四国の山々や瀬戸内海が一望でき、見晴らしのよい日には九州の九重連山や土佐湾(太平洋)まで望むことができます。
石鎚山は、瀬戸内海まで流れる加茂川の源流であり、その伏流水から生まれる「うちぬき」の水を中心とした西条の文化の礎になっています。
